「作品を育てていくというプロセスを踏めているというところは振付家としてとても嬉しく感じています。」

2023.06.26 COMMENT

©︎Takayuki Abe
今回の作品としても、企画としても一番意義深いところは、愛知公演の初演を経て、単発の公演で終わらずに複数の劇場で上演することができることです。初演からどのようにアップグレードできるのか。この機会をどのように活かしていくかということが、一番の腕の見せ所になると思います。日本では新しい作品を作っては消費していくという構造が顕著ですが、こうして一つの作品を無駄にせず磨き上げて、作品を育てていくというプロセスを踏めているというところは振付家としてとても嬉しく感じています。愛知で観てくださった皆さまも、作品がどのように進化しているかぜひ、再度ご覧いただけたらと思います。

演出・振付 鈴木竜
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